グランドピアノが、欲しい(病)

夫:「ちょっとご相談が」(華丸さん風に)
奥様:「どうしました?」(大吉さん風に)
夫:「グランドピアノが ほしい」

出てきちゃった…病気。

たいして弾けるわけじゃないんです。ちゃんと習ったのは小学生のとき5年くらいで、あとは電子オルガンに行ったり、ピアノは独学。でも好きなんですねー、グランドの音とタッチが。。

以前の家族のときはこれ持ってました。
「SK-3 Kawai」の画像検索結果

シゲルカワイ SK-3です。

アメリカのピアノ格付け本で、1位に選ばれたことのある素晴らしいグランド。ノクターンとかを弾くと美しすぎて涙が出ます。

離婚したあとマンションに持って来ていましたが、娘に「嫁入り道具にして良い」と言っていたら持っていかれてしまいました。

SK-3を手に入れる前は、実はデジタルピアノ派だったんです。「デジピの方が録音もしやすいし、MIDIデータも出せるし、音色だってずいぶんきれいになってるよ」と思ってました。でも、KAWAIのお店でSK-3を弾いて、雷に打たれました。「デジピの方が良いなんて言って、申し訳ありませんでしたー!」とアコピにお詫びをしたものです。

でも、シゲルカワイは値上がりを続けて、今や300万を超える値段で、中古でも大して変わりません。なので、家を建て事業の借金も増えているいま、これを買う元気はありません。
じゃ、程度の良い中古を…と探してたら。



見つけちゃいました。 美しいマホガニーのボストン。GP178では珍しい色ですね。

ボストンピアノは、ピアノ界のメルセデスである(どんな例えだ)Steinway & Sons社が設計してカワイの竜洋工場で作られているピアノです。でもカワイとは全く構造が異なり、遠くで音を聴いていると、たしかにスタインウェイ風(あくまで、風ですが)に感じることがあります。

中古なので音を聴きに行かないとなりませんが、お店は三重県鈴鹿市! 奥様と坊ちゃんを連れて日帰りダッシュすることにしました。



坊ちゃん、大好きなJALです。グラウンドスタッフさんに「じゃりゅだいしゅき」を連呼していたら、機内でCAさんからお手製の感謝カードいただきました。なんとすごい連携!



中部空港からは対岸の津市まで高速船です。こんなルートがあることは、津出身の同僚から教えてもらわないとわかりませんでした。この日は波が強く、午後4時以降の便は欠航。三重県での滞在は正味3時間だったので、次はゆっくりしたいですね。Tシャツ好きの奥様は「忍者Tシャツが欲しかったー」と惜しんでいました。



朝日楽器さんです。ショールーム、でかい! 札幌にはこんな大きなピアノ屋さんないですねー。人口20万くらいの町で頑張っている楽器屋さん、すごいです!

ショールームでは、試弾お願いしていたBostonの他、もう一台のBoston、ペトロフのアップライトや120年前のスタインウェイなどを弾かせてもらい、予定通りマホガニーのBostonに決めました。ちょっと好みよりは明るい音色なのですが、札幌の調律師さんに何とかしてもらいましょう。ペトロフのアップライトは初めて弾いてみましたが、しっかりとした音量があって好みの音でした。もし、アップライトを買うことがあればこれかな、と思います。

3時の高速船に間に合うようにダッシュで津に戻り、大揺れの船で家族一同へろへろになって家に帰りました。

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