家造りの希望点

私が家を建てるのは二回目です。よく「家は3回建てないと理想の形にならない」と言われるみたいですが、たしかに最初に家は使いにくさ満点の家でした。 注文住宅と言っても、メーカーの基本プランから選んでちょいと編集する程度でした。 たしかに、これでは理想は追えません。 今回はできるだけ悔いを残さないように、下記のような希望点をまとめて設計者と相談しました。

【1F】


1)できるだけカーテンせずに暮らせる家。 特に昼間の「レースカーテン」が要らないように。
2)DKが家の中心で、やや低めのダイニングテーブルがくつろぐ場所。ここからもTVが見える。
3)ソファを置かず、小上がり(あるいは1段下げたリビング)からTVを見たり、ダイニングの人と話すことができる。
4)キッチンには大きめのパントリー、冷蔵庫2台、引き戸でふさげるオープン収納。
5)1Fか2Fのどこかに書棚と机のある事務コーナー(通路兼用でも良い)。
6)洗面台は2つ(うち1つは小さめで良い)。キッチンと同様、オープン収納を引き戸でふさげるように。
7)玄関内に犬の足洗い場を。1Fトイレは猫トイレを置ける広さに。
8)衣類乾燥機を置くので、乾燥室は2.5畳程度で良い。
9)シューズクロークに冬着をかけられるように。
10) 土間兼ガレージが欲しい。

【2F】

11)主寝室は7.5畳程度で、長辺の壁長さいっぱいのクロゼット(ウォークインクロゼットよりも、この方が収納量が稼げそうなので)。
12)子供室は4.5畳×2部屋。 当初つながっていても良い。
13)和室6畳以上。床の間と1間幅の押入れ。
14)ボルダリングが出来る吹き抜け。 吹き抜け周囲の広い空間に楽器・トレーニング機器などを置けるように。
15) ホームエレベーターが欲しい。 

【災害への対応】

16)できるだけ熱源を分散(主暖房はLPガス、給湯は電気温水器、キッチンはIH、RHは灯油など)。
17)吹き抜け部分にいずれ薪ストーブを作れるような作りに。
18)キッチンにガス配管を、リビングに灯油配管を設けていずれFFヒーターを設置
19) 2Fに電気温水器を置き、ドレインから1Fのどこかに配管して水栓を設ける(非常時に保存した水を使えるように)。
20)ガレージまたはホビーコーナーに発電機置き場(排気路を考慮して)

・・・というような壮大な夢を語っていましたが、これらが全て実現できるような富裕層でもない私たち、妥協を繰り返しながら、間取りの書き換えは半年間で計30回にも達しました。

現実にはいまは最終的な間取りと仕様の打ち合わせ中でして、着工は1ヶ月ほど先です。

ところで、北海道民である私たちは、昨年9月の「ブラックアウト」で大変な思いをしました。

運営している職場には非常用発電機を用意してあったものの、ちょうど移転準備中で施工業者に預けてあり、職場の電気もストップです。 ダメになった検査試薬や薬品の損害も含めると、週末にかけての大事な数日の間で200万円くらいの損害でした。 家の冷蔵庫・冷凍庫も止まりました。 妻の趣味である買い貯めした食品も一生懸命消費しましたが、半分は破棄となりました。

この経験から得た教訓は、「停電時でも、絶対に電気は維持せねば!」ということです。

実はブラックアウトの最中も、我が家ではシャワーは普通に使えていました。 容量370リットルの電気温水器は2日たっても約60度の温水を供給することが出来たので、「おおっ!電気温水器すばらしー」と思いましたが、今年の真冬に故障して10日間銭湯通いを余儀なくされたので、今回のセレクションからは外すことにしました。

ただ、電力だけは供給されないと冬に死んでしまう(ガスや灯油の暖房ボイラーも停電時には動かない)ので、ガソリン発電機から冷蔵庫・TV・ボイラーへ給電する配線を備えてもらうことにしました。

より大きな災害になれば断水に対する備えも考えますが、さすがに水備蓄タンクまでは準備できないので、雨水を利用したトイレ専用非常水を構想していますが、設備屋さんが意向を汲んでくれるかどうかが、まだ不明。

エレベーターは「贅沢!」と思われるかも知れません。 これは、自分の老後用と、年2回階段から滑落する妻のためです。 プランニングの段階で、「組込みガレージを取るか、エレベーターを取るか」で悩みぬいた末の結論でした。 昨年、職場のリノベをした際、エレベーターにつくづく助けられたので、この希望は死守です。

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