家のテーマ

設計の段階で、あるHMの設計士さんが私たちの家を「音が響きあう家」というテーマをつけてくれました。 設計事務所とかは、こういうテーマ付け好きですね。 ピアノ、オルガン、ドラムなど楽器が多いのでこうなったのかなぁと思いますが、楽器はどんなお家でも多少あるでしょ。

うちの家族は、妻は若く子供も小さいのに、私は年寄りです(数年後に還暦)。 いわゆる「子育て世帯の家」と、「まもなく老後になる家」を兼ね備える必要があります。 なので、新築の先輩ブログを見て、「子育て世帯には必須の…」→「なるほど、そーなんだ」とうなづき、「老後が健康に過ごせる…」→「ふむふむ、メモメモ」と参考にさせてもらいました。

家のテーマは何でも良いのですが、僕自身が実現したかったことは:

1)「レースのカーテンなし」で過ごせる家。
  レースカーテン、嫌いです。住宅街を歩くと、新築も含めてほとんどの家にレースカーテンがかかってます。プライバシーは大事だけどせっかくなら外の空気感を見られるほうが良い。窓の形や位置を工夫することで、裸族に近いわが家でも気にせず過ごしたい。…との思いで、視線が気になる側の窓はほとんどが高窓や地窓になりました。

2)「大型TVの前にどーんとソファ」のようなリビングではないくつろぎ方ができる家。
  気付くと、いつもダイニングテーブルに居るし、奥様はソファですぐ寝てしまうので、低めのダイニングテーブル&チェアでくつろげるような仕様に。ソファの正面に大型TVが鎮座してるのって、「うち、テレビばかり見てます」と公表してるみたいで、何となくかっこ悪いような気がして…(いや、テレビは好きなんですよ)。ソファの代わりに薪ストーブ前の空間をあえて広くして、クッションやロッキングチェアでまったりできるのが良いな~。

3)坊ちゃんの興味を伸ばす余力のある家。
  プラレールを思いっきり広げたり、飛行機を飛ばしてみたり、ただ走り回ったり…と、男の子の遊びには本当に広さが必要だと思います。自分が育ってきた経験からも、狭さゆえに遊びの幅を制限したくありませんでした。僕が楽器好きなので、いろんな楽器にも触れることができるといいな、と思います。北海道の冬は家に閉じ込められるので、ボルダリングなどで力を発散できる仕掛けも作りたいと思いました。

なので、寝室も含めて個室空間はミニマムにしつらえ、パブリックスペースはどーんと大きめに作りたい。

ということを考えているうちに、うちの間取りは57坪という比較的大きめなものになりました。 ただ、僕の奥様は「一戸当たり床面積日本一」の富山出身です。実家は、平屋で90坪!という、小ぶりの旅館くらいの広さがあります(最初はめちゃびっくりした)。そんな奥様は当初60坪でも足りない!と言ってましたが、何とかなだめてこの広さで妥協してもらいました。しょせん、僕は奥様よりも20年以上先に往ってしまうから、奥様と坊ちゃん優先の家でいいんです。

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